これで安心  フロントエンド テクノロジー

私は、新しいものを生み出す人たちをTwitterでフォローしています。ブログを読んで終わりの人達もいますが、私は新しいものを生み出す人達を追いかけて、彼らのお薦めを拾い上げていくことが好きます。私のTwitterのタイムラインは、既にブログのRSSフィードに取って代わっているといってもよいでしょう　ー　リポジトリーにアップロードした自分の成果と共に発信している記事を読むことがずっとずっと多くなりました。その様な行動を取る人は、活動的なディベロッパーであるだけでなく、自分の成果物について真面目に捉える人だと考えられます。

様々なW3Cのワーキング・グループや規格のメーリングリストを読んでいます。ウェブ・ディベロッパーとして毎日当たり前の様に使っている機能が幾つもありますが、その実装について、自分の知らない所で多くの話が進められている事を学びます。付いていくことが大変な事もありますが、為になるチャレンジは好きですし、付いて行けば行くほど、多くを学ぶことができ、それが将来のより良い貢献に繋がります。

こんな格言があります。「もし自分がその場で最も賢い人物だと感じられるなら、もうその場にいる必要はない」、という言葉です。聡明だがそれに自惚れない人達。その中に身を置くと良いでしょう。

Twitterが生活の場となっています。そこでは、今何に人気があって、何がこれから話題を呼びそうで、何の問題に人々が直面しているかなどについて、考えるヒントを与えてくれます。Twitterが私の考え方やプロジェクトの選択に影響を与えているわけです。

旅をしている最中は、ウェブに関するRSSフィードや本、雑誌を読むことが多いです。

後もう一つ、最新のトレンドを身に付けるのに欠かせない重要な事といえば、実験してみることです。プライベートで時間を見つけては、何かのプロジェクトについて思いを巡らせてみたり、誰かのプロジェクトを手伝ってみたり、新しい技術でちょっと遊んでみるのです。試してみて、失敗して、成功して、共有する。それを繰り返しやってみてください。

フロントエンド技術の最新情報を得るのに良い、3つのリソースがあります。

まず、Twitterです。大変貴重です。JavaScript界で有名な人々、例えばあなたのお気に入りのフレームワークの開発者をフォローする事から始めてみましょう。そうすれば、遅かれ早かれ、興味深いリツイートやフォローすべき人々などに出会える様になるでしょう。

次に勧めるのが、Echo JSです。ハッカーニュース風のJavaScriptのニュース・サイトです。

最後に勧めるのが、Cooper Pressです。週刊ニュースレターを配信していて、便利な情報源となるでしょう。(私自身、ここが配信するJavaScript Weeklyの編集に携わっています。)

1. 毎日読んでいるフィードが幾つかあります。
2. Webの標準化やブラウザの開発に関わっている多くの人達、とにかく素晴らしい開発者である多くの人達をフォローしています。
3. 時々、仕様を読むこともします。その内の幾つかは簡単に読めるものでありますし、作成者自身から貰えるものでもあったりもします。W3Cのメーリングリストは良いですね。最新のウェブの技術について学べますし、それに影響を与えることだって出来るのです！
4. カンファレンスで行われる討論やセッションにも参加します。

• html5rocks.com
• peter.sh
• masataka yakura on G+
• @simevidas
• my RSS feed bundles (OPML is available)
• @ebidel
• @chromiumdev
• Open Web Platform Weekly Summary
• chromium blog
• HTML5 Weekly
• JS Weekly
• Web Design Weekly

そして重要なプロジェクトを動かしている人達と知り合うことです。 :)

フロントエンドの技術を追いかけていますが、それはまさに宗教的と言えるでしょう。毎日の活動の一環として、20〜30分をTwitterやRSSフィードのチェックに時間を費やします。その中で興味が湧くものがあれば、調査もします。

頻繁に本を読むこともありますし、ビデオも見ることもありますし、自分が実践している事についての記事を書く事もあります。時間を見つけては、コーディングのプロジェクトや書き物のプロジェクトを用意し、集中して取り組みます。それらに疲れてしまった時には、ただコードを読むだけにしたりします。

燃え尽きたと感じた時には、カンファレンスに参加して、他の人からインスピレーションを貰います。本当に退屈だと感じた時には、自分の専門分野外の人が実践している事で、自分の実践に取り入れられそうなことを探したりします。

これらを行っていく秘訣としては、これらをやらされるものとして捉えるのではなく、自分で選んだ役目として捉えることです。

最新技術のチュートリアルやブログ記事を探すなら、Twitterが一番、ということは誰でも知っています。しかし、一体誰がそれらを書いているのでしょうか。そしてどこから情報を得ているのでしょうか？

開発者として、誰でもキャリアのある時点でコアな部分に入っていく必要が出てきます。コアな部分、つまりメーリングリストや仕様、ソースコードといった物です。メーリングリストの議論への参加やソースコードの理解に慣れる事によって、自然とより良い開発者としてと成長し、全てをより深く理解できるようになるでしょう。

最近では、TwitterのリストとGoogle+のサークルをチェックして、フロントエンドの最新情報を得ることが多いですね。

ツールやライブラリなんかで自分がよく使うものに関しては、それらの開発者が伝えようとしている事に注意を払ったりしていますね。なぜなら、そこには現在の見通しやヒント、トリック、そして今後の見通しなども隠れていたりするからです。

それから、我々に代わってWebの標準化に携わる献身的な開発者をフォローしてみるのも良いことです。今日、新しいWebのスペックの草案は、ソーシャルメディアに早い段階で投稿される事が多いのです。それは、あなたでも草案をレビュー出来る上、その気になれば近い将来のWebのプラットフォームに影響を与えられることを意味しているからです。

最新の技術や知識を得る為に、私が見つけてこれた唯一の方法は、作り続けるということです。Twitterやブログなどで人々を厳選して情報収集してきましたが、結局の所、自分が本当に学んでいたと言える瞬間は、自分が開発していた瞬間のみだったのです。

私は何かを学びたい時、プロジェクトを立ち上げます。そしてそのプロジェクトを遂行していく内に、それを完遂するのに求められる他の技術も学んでいきます。最終的に幾つかの失敗を通して、コアなコンセプトを理解させてくれたり、逆に好きになることも理解することも出来ないサプライズをくれたりする、何か意味のあるものが出来上がります（結局は後でスクラップしてしまいますが）。